幕末の文化

江戸時代はいつからいつまで?265年の流れをわかりやすく解説

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江戸時代はいつからいつまで?265年の流れをわかりやすく解説
「名所江戸百景 日本橋雪晴」歌川広重 / 出典: Wikimedia Commons PD-old

日本史のなかでも、江戸時代はとりわけ長く続いた時代です。いつ始まり、いつ終わったのかを、まず数字で押さえておきましょう。

目次

江戸時代はいつからいつまでか

項目内容
始まり1603年(慶長8年)徳川家康が征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開く
終わり1868年(慶応4年・明治元年)明治新政府が成立
期間約265年間
将軍の数15人
政治の中心江戸(現在の東京)

265年という長さは、鎌倉時代(約150年)や室町時代(約240年)を上回ります。

江戸時代の終わりはいつかで見方が分かれる

始まりの1603年は動きませんが、終わりをどこに置くかは説が分かれます

出来事位置づけ
1867年10月大政奉還将軍が政権を朝廷へ返上
1868年1月王政復古の大号令幕府の廃止が宣言される
1868年明治改元新しい時代の始まり
1869年6月五稜郭開城戊辰戦争の終結

教科書では1867年の大政奉還、または1868年の明治維新を区切りとすることが多くなっています。ただし実際には、旧幕府軍が箱館で降伏する1869年まで戦いが続いており、きれいに一日で切り替わったわけではありません

江戸時代の区分(前期・中期・後期)

265年をひとまとめに扱うのは無理があります。一般には三つに分けて理解します。

前期(1603年〜1680年ごろ)

幕府の体制が固められた時期です。武家諸法度の制定、参勤交代の制度化、そしていわゆる鎖国体制の完成。島原の乱を最後に大きな内戦がなくなり、「天下泰平」が現実のものになりました

中期(1680年ごろ〜1780年ごろ)

経済の成長と町人文化が花開いた時期です。元禄文化が栄え、浮世絵・歌舞伎・俳諧が広まりました。一方で幕府の財政は悪化し、享保の改革をはじめとする立て直しが繰り返されます。

後期(1780年ごろ〜1868年)

飢饉や一揆が相次ぎ、体制の疲弊が表面化します。そこへ黒船来航が重なり、幕府は開国を迫られました。ここから幕末の動乱が始まり、265年の体制が終わりを迎えます。

江戸幕府の15人の将軍

将軍主な出来事
初代徳川家康幕府を開く
3代徳川家光参勤交代を制度化、鎖国体制の完成
5代徳川綱吉生類憐みの令、元禄文化
8代徳川吉宗享保の改革
13代徳川家定黒船来航、将軍継嗣問題
14代徳川家茂和宮降嫁、長州征討
15代徳川慶喜大政奉還。最後の将軍

15人のうち、幕末に関わるのは最後の3人です。江戸時代の大半は、教科書に太字で載るような事件が起きない、静かな時期でした。

江戸時代の主な出来事の年表

出来事
1603年徳川家康が征夷大将軍となり、江戸幕府が開かれる
1615年大坂夏の陣で豊臣家が滅びる。武家諸法度を制定
1635年参勤交代を制度化
1639年ポルトガル船の来航を禁止(鎖国体制の完成)
1657年明暦の大火。江戸の大半が焼失
1716年享保の改革が始まる
1782年天明の大飢饉
1853年黒船来航。幕末の始まり
1858年日米修好通商条約、安政の大獄
1860年桜田門外の変
1866年薩長同盟が成立
1867年大政奉還
1868年戊辰戦争が始まる。明治と改元

江戸時代はなぜ265年も続いたのか

長期の安定を支えた仕組みは、いくつかあります。

大名を縛る制度。 参勤交代で大名を江戸と領国に往復させ、妻子を江戸に置きました。反乱を起こす余地を制度的に狭めています。

身分の固定。 士農工商という区分により、社会の流動性を抑えました。

対外関係の限定。 交易の相手と窓口を絞ったことで、外部からの政治的な干渉を受けにくくしています。

そしてこの三つが、幕末には裏目に出ました。 大名を縛る制度は幕府の財政と権威が保たれてこそ機能し、身分の固定は有能な人材の登用を妨げ、対外関係の限定は列強の実力を測り損なう原因になります。黒船が来たとき、体制は驚くほど短期間で崩れました。

よくある質問

江戸時代はいつからいつまでですか。 1603年から1868年までの約265年間です。

江戸時代は何年間ですか。 約265年間です。将軍は15人が務めました。

江戸時代の終わりはいつですか。 1867年の大政奉還、または1868年の明治維新を区切りとするのが一般的です。ただし旧幕府軍の抵抗は1869年の五稜郭開城まで続きました。

江戸時代を始めたのは誰ですか。 徳川家康です。1603年に征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開きました。

江戸時代の終わりについては戊辰戦争大政奉還、暮らしぶりは江戸時代の食事の記事でどうぞ。

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